競馬撮影が恋しい

カメラを始めたきっかけは、親父にもらったオリンパスのマイクロがつかないフォーサーズのオリンパスカメラE-510という機種でしたが、最初にハマった被写体は競馬でした。


2010年ごろから毎週カメラを担いで競馬場へ行ってました。


関西だけではなく、地方、関東にも通ってました。(増えるシャッタ回数と同時に機材の重量も増えていきました。サンニッパ、ヨンニッパのボケ、一度味わうと帰ってこれません^^)


競馬撮影は比較的単調な撮影です。

季節の変化以外ほぼ変わらない背景。同じように右から左(左から右)に流れていく競走馬と騎手。

その中で、レースの迫力や、馬の美しさ、騎手の表情、動きなどから伝わるレースにかける思いを一枚の写真に写しこみます。

撮影の時は高速連写で時速60kmで数センチ差の戦いを繰り広げる被写体に完璧にフォーカスを合わせること、それとブレをコントロールすることに集中します。

後からパソコンでどのショットが良かったかをじっくり選びます。その時に、撮影中は気づかなかった良さも見つけれたりします、宝探しみたいで楽しいです。

これが次の撮影では「たまたま写った」から「狙って撮った」に変わります。

繰り返していくうちに、高速連写中でもイケた、という感覚がわかるようになります。

宝物がたくさん映った写真が増えていきます。(とはいえ、馬券がそうそう当たらないように、宝物が見つからないレースもたくさんあります)

ハマると展開が予測できるようになります。

「この馬群に、外から追い込んで来る馬が入ると絵になるから、スペースを空けて待っておこう、騎手の騎乗スタイルからしなったムチ画面の上に入りそう、あとは馬の脚がいい形になってくれれば決まるぞ」みたいな感じです。

写真はわずかな違いで伝わるものが大きく変わります。

ムチのしなり方、馬の足が伸びてる、わずかに曲がっている、あとコンマ数秒遅く追い込んできてくれたら・・・そんなわずかなことの積み重ねで、レースの迫力が伝わる写真かどうかが変わってきます。コントロールできる部分はかなり少ないですが、そこでどこまで追い込めるか、そんなこだわりを持って撮影してました。

いいな、と思う写真は結構撮れても、完璧な写真なんて撮れたことはないから、もっといいのを撮りたい!と通ってしまいます。

最近はお休みしてますが、競馬ブログもやってました。
時々カメラの話やスポーツのことなんかも書いてましたね。

そんな楽しい競馬ですが、今年はコロナの影響でやっと再開したものの、終わりの見えない無観客開催が続きます。
有観客の開催、早くできますように。

おまけ:競馬場でポートレートも撮影したこともありました。

広くて綺麗な公園や噴水もたくさんあっていい場所です。

モデル:白谷みさきさん(@taNi_pon__)

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